【FJORD】Linuxの操作その2
昨日の記事に続き、本日もLinuxの操作を実際にやってみます。
なお、わたしが使っているLinuxディストリビューションはdebian9のCUI環境です💡
目次
1.操作
Linuxで使える様々な操作の一部を紹介します😊
コマンド | 意味 | 元の英語 | 備考 |
---|---|---|---|
pwd | カレントディレクトリのパスを表示 | Print Working Directory | |
cd | ディレクトリの移動 | Change Directory | |
ls | ディレクトリの中身を見る | List | オプション解説あり※1 |
cat | ファイルの中身を出力する | Concatenate | |
cp | ディレクトリやファイルをコピー | Copy | オプション解説あり※2 |
mv | ディレクトリやファイルを移動 | Move | |
rm | ディレクトリやファイルを削除 | Remove | オプション解説あり※2 |
mkdir | ディレクトリを作成 | Make Directory | |
file | ファイルの種類を判別 | File | |
touch | 最終アクセス日時を編集 | Touch | 空のファイルを作ることもできる |
find | ファイルの検索 | Find | オプション解説あり※3 |
man | コマンドのマニュアルを表示 | Manual | |
shutdown | シャットダウン | Shutdown | オプション解説あり※4 |
reboot | 再起動 | Reboot | |
history | 実行したコマンド履歴を表示 | history |
※1 li のオプション
-a
で隠しファイルも表示
-F
でディレクトリとファイルを区別して表示
-R
で表示対象のディレクトリの下層のディレクトリまで表示
-l
でファイルの属性情報も表示
※2 cp rm のオプション
-r
でディレクトリを丸ごとコピー・削除ができます。
※3 find のオプション
-name
でファイル名検索ができます。
※4 shutdown のオプション
-r
で再起動する
-h
でシャットダウン後にシステムを停止する
-r
や-h
のあとにtime
やnow
でシャットダウンの時刻などを設定できる
2.Linuxの様々な操作
2-1. chmod:読み・書き・実行権限の変更
chmod
コマンドは、データの読み・書き・実行の権限を変更するコマンドです。
権限は、macで言うとfinder右クリックの「情報を見る」で出てくるウインドウにありますね👀
「実行」権限は書かれていませんが、画面の上から、ユーザー、グループ、その他(全員)のそれぞれに対して、読み・書きの権限が書かれています。
上記にls -l
コマンドでファイルの属性情報を表示できると書きました。わたしのホームディレクトリで試すとこんな感じです!
3つのデータが縦に並んで表示されています。それぞれ一番左に-rw-r--r--
と書かれているのが、読み・書き・実行権限です😶
1文字目のハイフンを除いて、3文字ずつ分解すると、rw-``r--``r--
です。
この3つはそれぞれユーザー、グループ、その他(全員)を表しています。
更に中を見たとき、r
は readable(読める)、 w
は writable(書ける)、x
は executable(実行できる)を表しています。逆に、できないときは-
が表示されます。
これで-rw-r--r--
を見ると、ユーザーは読み書きができる・グループとその他は読み取り専用ということがわかります!👏
これを変更するのがchmod
コマンドです!
chmod
はu+x``o-r
などといったものを付けて実行します。
これは最初の文字がu
ならユーザー、g
ならグループ、o
なら全員(その他)を指します。
権限を付与する場合、2文字目は+
になります。逆に権限を取り除く場合、-
になります。
最後の文字は上記で説明した読み、書き、実行権限のことです✨
ではわたしのホームディレクトリにいる moji.c の実行権限を変更します。
まずはグループに書き込み権限を与えます。chmod g+w moji.c
となります。
-rw-rw-r--
となり、グループに書き込み権限が与えられたことが確認できました😆
2-2. ln:ディレクトリのリンク
ディレクトリのリンクというのは、イメージとしてはWindowsでいう「ショートカット」、macでいう「エイリアス」のようなものです。(同じものだとは今のわたしには断言できないので、イメージでお願いします💦)
ln
コマンドを使いますが、よくシンボリック・リンクというものが使われるそうで、ln -s
という形でリンクを作成します。
ホームディレクトリに file1 と file2 という2つのディレクトリを作成したので、file1のシンボリック・リンクを作ってみます。
リンクの名前は altfile1 とします。
できました🎉
2-3. alias:コマンドの名前を変える
コマンドの名前を任意の文字列に変えるのがalias
コマンドです。
これは直接実行しても反映されません。
インターネット上の様々なページには、エディタを使って.bash.rc
(bashの設定ファイル)の中身に記述すれば良いと書かれていますので、挑戦。
わたしは vim をインストールしているので、vim .bashrc
で.bashrcを開きます!
こんな画面が出ます。
この一番下にalias
を記載して保存・終了します。
今回、現在のディレクトリを表示してくれるpwd
コマンドをhere
に変えました💡
そしてsudo reboot
で再起動をすると…
pwd
を実行した時と同じ結果が返ってきました!!なお、元コマンド名のpwg
も引き続き使えます🙂
alias 任意コマンド名='元コマンド名'
ですよ。位置を間違えると反映されません🤨
2-4. ps, kill:現在進行中のプロセスを見る、終える
ps
コマンドで現在進行中のプロセスの一覧を見ることができます。
今何もしていないのでこれだけですが、沢山のプロセスを実行している場合などに使えるのが、PIDと書いてあるプロセス番号を指定して終了させるコマンドです。
kill
コマンドでプロセス番号を指定すると、そのプロセスは終了します🔪
本日は以上です😊