【FJORD】Nginxを使ってみる
本日はNginxを使っていきます💪
目次
- 1.ドメインを取得
- 2.VirtualHost用ディレクトリを作成
- 3.HTMLの作成
- 4.VirtualHostの設定ファイルの作成
- 5.Webページを見てみる
- 6.VirtualHostの振り返り
1.ドメインを取得
1-1. 無料ドメイン取得
無料のドメインが取れるということで、Freenomというサイトで.tkドメインを取得してみました😊
www.dot.tk
mistyrinth.tk
というドメインを取得しました。
1-2. ドメインとIPアドレスを紐付け
取得したドメインを、DNS(Domain Name System)で自分のIPアドレスと紐付けました💡
.tkドメインなら、ドメインを取得するときに紐付けたいIPアドレスを入力する欄があるので、そこにIPアドレスを入力するだけでした!
つまり私の場合、さくらVPSのdebianのIPアドレスですね👀
2.VirtualHost用ディレクトリを作成
VirtualHostというのは、ひとつのサーバで仮想的に複数のドメインを運用する技術です。
まず、設定用のディレクトリを作成します。
mkdir
コマンドで/home/demo/public_html
というディレクトリを作成します。
続いて、作成したディレクトリの中にサブフォルダを作成します。
mkdir -p /home/demo/public_html/[ドメイン名]/{public,private,log,backup}
わたしの場合、/home/demo/public_html/mistyrinth.tk
というディレクトリの中に、指定した4つのサブディレクトリが作成されました😊
3.HTMLの作成
vimを使って/home/demo/public_html/mistyrinth.tk/public
にindex.html
というHTMLを作成します!
とりあえず適当にHTMLを書いてみます。
4.VirtualHostの設定ファイルの作成
4-1. 設定ファイルの作成準備
次にやることは、VirtualHostの設定ファイルの作成です。今までは何かインストールすると設定ファイルが付いてきたのですが、VirtualHostは自分で作ります💪
まずは以下の2つのディレクトリを新規作成します。
/etc/nginx/sites-available
/etc/nginx/site-enabled
4-2. 設定ファイルの作成・編集
vimで/etc/nginx/sites-available/[ドメイン名]
を新規作成・編集します。
わたしの場合sudo vim /etc/nginx/sites-available/mistyrinth.tk
になります🙂
そこに設定を書き込みます。画像でちょっと見づらいのですが、こんな内容です。
server{ (中略) }
の似たようなブロックが2つありますが、異なる点は1箇所だけです。
中身の2行目server_name
のあとのドメイン名にwww.
がついているかついていないかだけですね🔍
この設定の中身は、以下のような感じです。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
listen | ポート番号 | httpはポート80 |
server_name | バーチャルサーバの名前 | |
access_log | アクセスログの保存場所 | |
erro_log | エラーログの保存場所 | |
location | rootファイル、indexファイルの保存場所 |
4-3. 設定ファイルのリンク作成
ここまで書けたら、いよいよNginxが設定ファイルを読み込めるようにします!✨
4-1で作ったsite-enabled
のディレクトリに、設定ファイルのリンクを作成します。
コマンドはsudo ln -s /etc/nginx/sites-available/[ドメイン名] /etc/nginx/sites-enabled/[ドメイン名]
になります。
これで、Nginxは起動時にsites-enabled
のディレクトリから設定ファイル(のシンボリックリンク)を読み込んでくれるそうです!
なぜ直接sites-enabled
に書かないのかと思いますが、sites-available
に設定ファイルを作成して、sites-enabled
にリンクを作成するというのは倣わしのようです😎
直接設定ファイルを読み込むようにしちゃうと、何か間違えた時など、不都合なことが起こりやすいんでしょうかね。
4-4. 設定ファイルの反映
作成した設定ファイルを反映させるために、もう一手間かかります。
vimで/etc/nginx/nginx.conf
を編集し、一行追加します。
http{ (中略) }
というところがあるので、その中にinclude /etc/nginx/sites-enabled/*;
という一行を書き足します🖊
書いた設定がおかしくないかチェックをします。
sudo /etc/init.d/nginx configtest
を実行し、successful
が出てきたら成功です!
成功したみたいですね!✨✨
4-4. Nginxの再起動
最後に、Nginxの再起動をします。
restart
を使うとうまく再起動できないことがあるようなので、stop
とstart
の2つを使います。
sudo /etc/init.d/nginx stop
sudo /etc/init.d/nginx start
5.Webページを見てみる
ここまででVirtualHostの設定ができているはずなので、macのchromeでページにアクセスしてみます。
http://www.mistyrinth.tk
とhttp://mistyrinth.tk
の両方とも、作ったHTMLが表示されました😆😆大成功です〜!
6.VirtualHostの振り返り
VirtualHostは「ひとつのサーバーで仮想的に複数のドメインを運用する技術」と言いました。
例えばわたしがmistyrinth.tk
とは別にsayaka.com
というドメインを取得したとします。
その場合でも今までと同様に、まずDNSでIPアドレスとドメインを紐付け、今までのmistyrinth.tk
のところをsayaka.com
に置き換えてディレクトリを作成したり、設定ファイルを書いたりすればOKということです😊
本日はここまで!