【FJORD】Linuxのシェル操作
本日はLinuxのシェルについて、操作方法を中心に勉強です。
目次
1.シェル変数
シェル変数と言っていますが、「変数」という理解で大丈夫だと思います。現在実行中のシェルで使う変数なのでシェル変数と呼びます。
シェルを終了するとシェル変数の設定は失われてしまいます。
対して「環境変数」はシェルが変わっても継承される変数です。
変数は英語で variable なので、よく var という変数名が使われます。
1-1. シェル変数の設定
シェル変数$var
の値をexample
に設定したいときは、var=example
を実行します。(下図の入力1)
1-2. シェル変数の設定値を出力
echo
コマンドで、シェル変数の設定値を出力できます。シェル変数の先頭に$
がつきます。(下図の入力2)
1-3. シェル変数の削除
unset
コマンドで、シェル変数自体を削除できます。シェル変数の先頭には$
がつきません。(下図の入力3)
1-1から1-3のコマンドを実行すると、以下のようになります。
1-4. シェル変数を環境変数にする
export
コマンドで、シェル変数を環境変数にすることができます。シェル変数の先頭には$
がつきません。
1-5. シェル変数の一覧を見る
set
コマンドで、現在設定されているシェル変数の一覧を見ることができます。set
の後には変数名も何もつきません。
2.シェルスクリプト
これまでのコマンドの実行は、コマンドに対して答えが返ってくるという対話方式でした。
これに対し、シェルでスクリプトを使うと、一連の処理の自動化などを行うことができます!
2-1. スクリプトの作成
まず、実行したいコマンドをテキストエディタに書いて保存します。
今回、ファイル名をshellscript
として、現在の日時を表示するスクリプトを書いてみました🙂
1行目の#!/bin/sh
は、「これはスクリプトですよ」と言うための決まり文句のようなものです。
詳しくは、シェルで読み込んだファイルで「ファイルの書き出しが#!
のとき、#!
の後に続くコマンドに2行目以降の全てを渡す」という意味らしいですよ🙃
ここで、echo
とdate
の2つを/bin/sh
に渡すためのスクリプトが作成されました💡
2-2. スクリプトの実行
sh
コマンドでスクリプトの実行ができます。
先程作ったshellscript
というスクリプトが実行され、echo
とdate
の結果が並んで出力されました!🎉
シェルについては以上です👋